ビオトープ

ビオトープを始めよう。話題のビオトープについて紹介します。暑い夏にピッタリのビオトープ。

ビオトープとは?

ビオトープとは生物の住息環境を意味する生物学の用語であるが、ドイツで生まれた概念であり、ドイツ連邦自然保護局ではビオトープを「有機的に結びついた生物群。すなわち生物社会(一定の組み合わせの種によって構成される生物群集)の生息空間」と位置づけている。別の表現をするならば「周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位」であり、生態系とはこの点で区別される。つまり、ビオトープ(環境)とその中で生息する生物群集(中身)によって、生態系は構成されていると言うこともできる。日本においても自治体が行う事業に「ビオトープ」という語を用いる場合にはこういった発想が一般に援用されている。

日本の家庭においては、一般にベランダ等で水鉢などで湿地植物・抽水植物・浮葉植物・浮水植物等それぞれに適した植え付けがなされる。魚としてはメダカが代表的で他に環境に応じてフナ、ドジョウ等も用いられている。

暑い夏にはピッタリのビオトープ。

見た目も涼しく、水があるだけで少し温度が下がるので、暑い夏にはピッタリです。夏は植物も生き物も育てやすいので、初心者の方がビオトープを始めるチャンスです。

まずは小さな水鉢を購入し、土(砂)を敷き、水を入れてみましょう。植物はすぐに設置しても大丈夫ですが、生き物を入れる場合は、鉢の中の環境が少し整うまでしばらく待ってから入れましょう。だいたい一週間くらいで環境は整うと思います。鉢の大きさや地域によって異なるので、詳しくはお店の方などに聞いてみましょう。

流木はアクが出るのでアク抜き必須です。

ビオトープを始めよう

まず用意するのは水鉢。少し大き目の方がいいかもしれません。水鉢ではなく水槽や発泡スチロールでもいいのですが、最終的な見た目の綺麗さを考えると水鉢がいいのではないかと思います。睡蓮鉢だと少し底が浅いので環境維持が難しいかもしれません。

中に入れる砂や土は、植物や生き物に合わせて適したものを選びましょう。「水生植物の土」というのが売っているので、それを使ってみてもいいかも。赤玉を砕いたものでも使用できます。一般的には木目の細かい土が良さそうです。

植物は表面を覆う浮き草やウォーターマッシュルーム、カヤツリなど。お店の人と相談しながら、あなたの感覚に合う植物を選びましょう。生き物はメダカが代表格。育てやすいし、繁殖もしやすいので楽しいです。